複数年契約の保険料を確定申告で期間按分する方法
原則:期間配分
複数年契約の保険料は、支払った年に全額を経費計上することはできない。保険は「将来の期間に対するサービス」であるため、各年の期間に対応する分だけを経費として計上する(期間配分)。
計算例
2024年12月に「2年契約(24ヶ月)」の火災保険料24,000円を支払った場合:
| 年 | 期間 | 月数 | 経費額 |
|---|---|---|---|
| 2024年 | 12月の1ヶ月分 | 1ヶ月 | 1,000円 |
| 2025年 | 1月〜12月 | 12ヶ月 | 12,000円 |
| 2026年 | 1月〜11月 | 11ヶ月 | 11,000円 |
freeeでの入力手順
① 支払い時の登録(例:2024年12月1日)
全額を「前払金(資産)」として登録する。
② 年末(12月31日)に当年分だけ経費に振替
振替伝票(または手動で取引登録)で当年分のみを経費科目に移動する。
翌年も同様に年末(12月31日)に12,000円を振り替える。
短期前払費用の特例との違い
| 支払い方式 | 処理方法 |
|---|---|
| 1年分を毎年更新して支払う | 支払った年に全額経費OK(短期前払費用の特例) |
| 2年分以上をまとめて支払う | 期間に応じて按分が必要(特例は適用不可) |
家事按分との組み合わせ
家事按分は「支払った全額」ではなく、「その年の分として計算された金額」に対して適用する。
例:2024年分は1,000円 → 仕事利用50%なら経費は500円。